運動動作の三要素 |
巧
緻性(上手さ) |
巧緻性とは動作の上手さのことであ
り、
脳神経系が関与している。7歳
を過ぎると発達の差が大きくなり、7−11歳の時期に最も発達する。5歳まで
に基
本運動を習得した子供の方がスポーツ全般の習得速度が速い。この時期にサッカーやフットサルのボール扱いを徹底すると上手くなるそうです。
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持
久性(粘り強さ) |
持久性とは粘り強さのことであり、
1
1−15歳の時期に最も発達しや
すい。運動に必要なエネルギーをうみだす基質と酸素を供給する心肺機能に依存
する。
心肺機能は最大酸素摂取量によって示される。この時期はサッカーやフットサルをやる選手は有酸素運動を徐々に組み入れましょう。
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瞬
発性(力強さ) |
瞬発性とは力強さのことであり、筋
骨
格器系によって決まり、15−
19歳の時期に最も発達する。瞬発性を向上させるには強度、時間、頻度、期間
の4
つを考慮してトレーニングする必要がある。欧米や南米ではこの時期にウェイトトレーニングを効果的に行っています。この時期のウェイトトレーニングは、日本のサッカー選手が最も遅れているように思えてなりません。 |
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時期に合わせた運動
の
内容
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11
歳以下
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まだ筋骨格器系の発達していない時
期
です。色々な動作に挑戦して、ス
マートな身のこなしを獲得しましょう。但し、この時期に特定のスポーツの練習
時間
が週14時間を越えると、外傷や障害の発生率が急増するので注意。 |
11
−15歳 |
日常の運動習慣を身につける時期で
す。
軽い負荷の運動を継続し、ス
マートな動作を長続きさせる能力を身につけると良いでしょう。
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15
−19歳
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負荷をかけることによって強い骨格
を
作り上げる時期です。徐々に筋肉
トレーニングを取り入れ、スマートな動作を長続きさせるとともに、瞬発力を身
につ
けて、メリハリのある運動が可能な身体を作り上げましょう。 |
19
歳以上 |
この時期はあらゆるトレーニングを
取
り入れて、身体動作を十分に発達
させ、試合などにも積極的に参加して駆け引きなどのメンタルな部分も強化しま
しょ
う。自己の最高の能力を発揮するのを目標にしよう。
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中
高年 |
中高年の運動は体力の維持と、生活
習
慣病や骨粗鬆症、腰痛といった疾
病の予防を目的とした無理のないメニューを考え、長続きさせるようにしましょ
う。
無理をすると逆に健康を損ないます。
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